「こんなところに、こんな歴史が!」
県民の日ウォーク「沼津の歴史探訪」に参加しました!

沼津観光ボランティアガイドが主催する、県民の日ウォーク「沼津の歴史探訪」に参加してきました!
当日は、いつ雨が降ってもおかしくない曇り空。それでも、予定どおりウォークはスタート!
今回のテーマは、「街中を歩きながら戦国・幕末・近代の沼津を探りませんか?」とのこと。
普段何気なく歩いている場所にも、実は知られざる歴史がいっぱい隠れていました。

 まずは沼津中央公園からスタート!集合場所は沼津中央公園。
 ここは、かつて三枚橋城と沼津城の本丸があった場所です。
 三枚橋城は戦国時代の城。その後、廃城から約160年を経て、同じ場所に江戸時代の沼津城が築かれたそうです。
 「えっ、ここにお城があったの!?」
 今では公園になっている場所が、かつては城の中心だったとは驚きです。


 次に向かったのは城岡神社。
 ここで目に留まったのが神社の紋です。
 稲荷を表す「稲穂」、徳川家を表す「三つ葉葵」、大国主命を表す「亀甲」が組み合わされた、とても珍しいものなのだそうです。
 「こんな組み合わせの紋があるんだ!」とびっくりです!
 歴史の話だけでなく、神社の紋にも注目すると、まち歩きがますます面白くなります。

 続いて向かったのは、沼津駅前のガード脇にひっそりとある西周(にし・あまね)のレリーフ。
 正直なところ……「西周(あまね)って誰?」から始まった新発見
 「西周(あまね)?誰だろう?」私自身、まったく知りませんでした。
 ところが話を聞いてびっくり!
 西周は、沼津兵学校の初代頭取(校長)として招かれた人物で、オランダ留学の経験を持ち、西洋の学問にも詳しく、多くの言葉を日本語に訳した人物だったそうです。
 そして、西周の自宅が現在のイーラde付近にあったことから、このガードは「あまねガード」と呼ばれているとのこと。
 「なるほど!だから“あまねガード”なのか!」
 長年の「?」が、ガイドさんの説明で「!」に変わりました。
 ありがとう、ガイドさん!

 さらに歩いて、旧第一小学校である集明小学校へ。校庭にお墓!?「道喜塚」にびっくり
 校内には、「道喜塚(どうきづか)」と呼ばれる塚があります。
 これは、江戸時代初期に沼津を治めた大久保忠佐(おおくぼ ただすけ)の墓と伝えられているそうです。
 「道喜」というのは、忠佐が出家した後の名前。
 それにしても……学校の中にお墓があるとは、びっくり!
 普段なら気づかずに通り過ぎてしまう場所にも、こんな歴史が残っているんですね。

 次は浅間神社、丸子神社へ。ここではトイレ休憩を兼ねて、ちょっとひと休み。
 浅間神社は、富士山信仰でよく知られていますが、私が気になったのは、「丸子神社って、いったいどんな神社?」ということ。
 ところが、ここでも驚きの発見がありました!
 丸子神社は、平安時代の記録にも登場する由緒ある神社。
 さらに、浅間神社と丸子神社は、一つの社殿に一緒に祀られている「一扉二社」という珍しい形になっているそうです。
 浅間神社は縁結びや安産、丸子神社は鉄や鍛冶に関わる神様。
 同じ社殿に、異なるご利益を持つ二つの神社が祀られているとは、これまた興味深い!

 続いて向かったのは乗運寺。乗運寺には、沼津ゆかりの人物がずらり!
 乗運寺は、千本松原を植え直したと伝えられる増誉上人が開いたお寺です。
 境内には、三枚橋城主だった松平康親、そして後に沼津城を築いた初代城主・水野忠友の墓があります。
 さらに、沼津ゆかりの文学者、若山牧水と長男のお墓も!
「こんなに沼津の歴史が詰まったお寺だったんだ!」と、またまた新発見でした。

その後は東海道沿いを歩きます。すると、道端に何気なく置かれているのが、「清水本陣跡」や「間宮本陣跡」の碑。江戸時代の沼津は東海道の宿場町。
 本陣は大名などが泊まる特別な宿で、脇本陣はそれを補う宿として利用されていました。
 当時の沼津には、複数の本陣や脇本陣が置かれていたそうです。
 「今は普通の街並みだけど、ここを昔の旅人や大名が歩いていたんだ!」
 そう思うと、いつもの道も少し違って見えてきます。

 さらに、沼津リバーサイドホテル周辺から中央公園一帯へ。
 このあたりには、かつての沼津城の石垣の痕跡が残っていることも教えていただきました。
 「お城はもうないけれど、ちゃんとその跡が残っているんだ!」
 歴史を知ってから歩くと、まちの見え方が変わります。

 最後に歩いたのは、狩野川沿いの川廓通り。
 昔の沼津の雰囲気を感じながら歩いていると、途中に小さな水神社がありました。
 水神社は、昔から狩野川の水運や、川で働く人々を守る神様として信仰されてきたそうです。
 そして今回は、ここで思わぬお楽しみが!
 なんと、水神社に伝わる「河童」の昔ばなしを、手作りの紙芝居で披露していただきました!
 歴史を歩いて学ぶだけでなく、最後は昔ばなしの紙芝居まで。
 ご高齢のボランティアガイドさんが、一生懸命準備してくださった心温まるおもてなしに、感謝!感謝です!

 「知っているつもり」の沼津が、もっと面白くなった!
 今回のウォークに参加して感じたのは、「普段何気なく歩いている沼津のまちには、こんなにたくさんの歴史が隠れていたんだ!」ということ。
 お城、神社、学校、お寺、東海道、本陣跡、石垣、水神社……。
 一つひとつは何気ない風景でも、その場所にまつわる物語を知ると、沼津のまち歩きが一気に楽しくなります。
 そして何より、丁寧に、そして楽しく案内してくださった沼津観光ボランティアガイドの皆さんに感謝です!
 今回のウォークに参加して、「今度は私が、友人や知人に沼津の歴史をガイドしてあげたい!」そんな気持ちになりました。
 皆さんも、いつもの沼津をちょっと違った目線で歩いてみませんか?
 「こんなところに、こんな歴史が!」
 きっと、新しい沼津が見えてきますよ。
 沼津観光ボランティアガイドの皆さん、楽しくて、ためになる「沼津の歴史探訪」をありがとうございました!

kanko