「夏越(なごし)の大祓い」といえば、やっぱり「輪くぐりさん」

 今年も半年分の厄や穢れを祓い、残り半年の無病息災を願う「夏越の大祓い」が、日枝神社と浅間神社で執り行われました。沼津の夏の訪れを感じる、この時季ならではの神事です。
まず訪れたのは、午後3時から神事が始まる日枝神社。
宮司さんの祝詞に続いて、参列者全員で大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、お祓いを受けた後、宮司さんを先頭に氏子の皆さん、そして一般参拝者が茅の輪をくぐり、本殿へ参拝しました。厳かな雰囲気の中、心身ともに清められたような気持ちになりました。
続いて午後4時から神事が行われる丸子・浅間神社へ。
こちらは参道に露店が立ち並び、境内はとても華やか。多くの親子連れや地域の皆さんでにぎわい、お祭りらしい活気に包まれていました。神事では、氏子の皆さんが宮司さんに続いて茅の輪をくぐり、本殿へ参拝。厳かな神事と夏祭りのような賑わいが同時に楽しめる、浅間神社ならではの雰囲気が印象的でした。
境内に大きく設けられた茅の輪を見ると、「もう一年の半分が過ぎたんだな」としみじみ。
輪の前に立ち、左へ、右へ、そしてもう一度左へ――八の字を描くようにくぐる「茅の輪くぐり」は、まるで小さな冒険のよう。子どもも大人も自然と笑顔になり、くぐり終える頃には半年分の疲れやモヤモヤがすっと軽くなったような気持ちになります。
「よし、今年の後半も頑張ろう!」
そんな前向きな気持ちにさせてくれる、沼津の夏の風物詩です。
神事の後は、沼津の夏を彩る「仲見世七夕まつり」へ。
商店街のアーケードには色とりどりの七夕飾りが揺れ、歩くだけで心が弾みます。地元の子どもたちの願いが込められた短冊が風に揺れ、家族連れや観光客が写真を撮りながらゆっくり散策する姿があちこちで見られました。
手作りの飾りが続く七夕トンネルには、どこか懐かしい昭和の雰囲気も残り、地元の人にとっては思い出がよみがえる場所。初めて訪れる方にも、沼津ならではの温かさや人とのつながりを感じられるイベントです。
半年の無事に感謝し、新たな気持ちで後半を迎える「夏越の大祓い」。そして、街を笑顔で彩る「仲見世七夕まつり」。
この時季だけの沼津の風景を、ぜひ皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか。

日枝神社
日枝神社
浅間神社
浅間神社
仲見世七夕まつり
短冊に願いを書き込む人たち


kanko